DELL Axim x50 故障
スマートフォンが急速に普及している今日ではありますが、それ以前でスマートフォンのような立場であったのは、
携帯情報端末 PDAです。スマートフォンの原点とも言えるでしょうか。
私が持っているのはDELLのAxim x50というもので、Windows CEを搭載したPocket PCという類のものです。
今となっては古いですが、当時にしては無線LAN,Bluetoothなど魅力的な機能が備わった製品でした。
まあ、お遊び用にしようかと思って、値がだいぶ落ちた中古で買ったんですけどね。
ただ、一部液晶画面にバックライトが点灯しない個所がありまして、別に治せるわけでもないのに分解を試みることに・・・
しかし、問題発生!
上が分解後の写真。メインボードですかね。
で、どこが問題なのか・・・それは写真下部の銀色のピンセットの先にあるフレキシブルケーブル。
え?よく見えないって?では拡大しましょう。
ほれ!非常に小さいのでうまく撮れませんでしたが、右から13~18芯が傷ついて断線してしまいますた\(^o^)/
カバーの引っかかってる爪部分を取り外す時に傷つけてしまったようです。
こんなに近くにケーブルが通ってるとは思わなかった・・・
しかーし、ここで諦めないばびぶべぼん。
まず、表面を研磨し絶縁樹脂を取り除き、断線部分の接合を試みる。
上の写真は断線部分の銅箔をむき出しにした状態。
ずっとルーペとペンセットでの闘いでした・・・
はんだ付けでの修復を試みてみましたが、細かすぎてとても人間ではできないw
一応できたかと思って接続・電源ONしてみるものの画面は真っ白、ケーブルの曲げ方によってチラチラ映ったり映らなかったり。
当然嫌になって諦めました、ハイ、終わり。
もともと中古だし日常利用している訳でもないので手放そうかと思いましたが、過去のジャンクPCと闘ってきた修理根性が騒ぎ出す。
液晶ユニット裏面に書かれていた型番と思しき「LQ035Q7DH05」をググる。
すると、なんと設計図と思しきPDFを発見!大丈夫だよな・・・beyondinfinite.comがどんな団体か知らんが・・・
で、目を通してみると、この液晶パネルのケーブル(フレキシブルプリント基板)はヒロセ電機の「FH23-61S-0.3SHA」というコネクタらしい。
端子間ピッチ0.3mm・・・こりゃ無理だわ。
液晶パネルの基盤と直付けなので、液晶パネルユニットごと交換しなきゃダメだな。バックライトの不具合も解決するし。
探してみた結果、AliExpressという中国の通販サイトで販売を確認。(Original new LCD LQ035Q7DH05 for Dell Axim X50)
本当かどうかわからんが、$31.05。中国からの通販は初めてだが、ちょっとした冒険心もあり購入してみた。
現在、一応発送されたらしいので首を長くして待ってみる。