COMODO Internet Security Ver.6.0へアップグレード

先日公開されました、COMODO Internet Security(以下CIS) 2013 (Version.6.0.260739.2674)
久々のメジャーバージョンアップということで、多くの新機能・改良がなされました。

Release Notes: http://downloads.comodo.com/cis/download/updates/release/inis_2000/release_notes.html
Forum: COMODO Internet Security 2013 v 6.0.260739.2674 released!

「Virtual Kiosk」といった仮想デスクトップなど、Sandbox機能が大幅に強化されています。
また、GUIも刷新され、以下の様なデザインに。
以前より設定ウィンドウへアクセスするのが手間になりましたが、メイン画面下のタスクバーをカスタマイズすることにより改善可能です。
ただ、旧バージョンから使い勝手の悪かったルール編集ですが、さらに操作性が低下したようにも思います。
ソートもできない、検索もできない・・・一括設定なども欲しいところです。

CIS 6.0 メイン画面

アンチウイルス(マルウェア)・ファイアウォール・仮想化・サンドボックス
これぞインターネットセキュリティスイート(総合セキュリティソフトウェア)という感じですね。
無償で提供されているわけですから、素晴らしい限りです。

ただ、リリースされて間もないので不具合の報告も多数ありますので、導入の際はご注意ください。
他社アンチマルウェアと比較して少々誤検出も多めですので、初めて導入される方などはこの点もお気を付けください。


CIS(Firewall機能のみインストール)とBitDefender 2013の併用環境ですが、ひとつ問題が生じたので書いておきます。

Google ChromeやFirefoxが正常に動作しなくなりました。
Chromeについては以下の画像のような状態でページが一切描画されません。Chrome 不具合

Firefoxについては、Flash Playerが正常動作せず、Flashを含むページを表示した瞬間フリーズしてしまいます。

当初はCIS側の設定の問題かと思ったのですが、無効にしても改善しないため、別の要因であるはず。
しばらくいじくっていると、BitDefenderのActive Virus Control(AVC)を無効にすると、改善することがわかりました。
また、検索しみると、Forumの方に同様のバグレポートを発見。

Forum: Unable to surf after installing Comodo 6 with Bitdefender [MN] [v6]

CISをインストールしていない場合発生しないので、CISとBitDefenderで何らかの競合が発生していると思われます。
フィルタドライバあたりでなんやかんややっているはずですから。

取り敢えず、一時しのぎの例外設定。BitDefender側です。
Chromeは「chrome.exe」を除外すれば大丈夫みたいですが、Firefoxはシステムディレクトリ以下にインストールされたFlash Playerプラグイン自体を除外する必要がありました。
plugin_container.exeは起動しているようですが、Flash Playerのロードに失敗しているみたい?
OOPP(Out-Of-Process-Plugins)を無効にした場合は、たぶん大丈夫なはずです。
※[追記] Firefox15以降ではOOPPは無効化できないようでした。確認せずすみません。

BitDefender 除外設定
次回のアップデートで修正に期待です。
しかしながら、他のセキュリティソフトとの併用は基本的には推奨されないので、そこら辺は自己責任で。

あと、最後に。COMODO Internet Security まとめWikiも宜しくです。
公式Help(英語)はかなり詳しいのですが、ユーザーならではの情報を集約していく予定です。
よろしければ編集・加筆にご協力いただければ幸いです。

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