昨日、Windows 8.1 x64 なメインPCをWindows 10 Pro x64へアップグレードしました。
不具合があると困ってしまう開発環境周りは事前に検証をしていたのですが、実際アップグレードしてみるとハードが絡んだ問題が発生してしまったので書いておきます。
ちなみに発生条件は他に同様の報告も見当たらず詳しく調査していないので、記事タイトルにあるもの以外の要因があるかもしれません。
対象のソフトウェアは**NetBeans 8.0.2**
正常に起動するものの、しばらく操作していると突然クラッシュしてしまう現象が発生しました。
特定のアクションで発生するわけでもなく、ランダムに発生する感じでした。
まず、検証を行った環境と異なる点といえば、JDKを8u60に更新したので、以前発生したJava SE 8u20の不具合のような問題があるのではないかと考え、8u51にダウングレードしてみたものの症状は解決せず。
JVMのログを見てみると、
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とあり、グラフィック周りが怪しげです。
確かに、検証用のPCではIntel HD Graphicsでしたが、メインPCはRadeon R7 250Xを搭載している点が異なっています。
さらにWindowsのアップグレード後に、グラフィックドライバをCatalyst 15.7.1に更新しており、これが原因ではないか?
ということで、Windows 8.1の時と同じ、一つ古いCatalyst 15.7をインストールし直してみましたが、解決せず。
さらに古いCatalyst 14.12も試してみましたが、これもダメでした。
半分諦めながら、色々ググっていると、以下のようなページを発見。
Chatty Help - Troubleshooting: http://getchatty.sourceforge.net/help-issues.html
Java Crash: Graphics Driver
Solution/Workaround
Seems to have to do with the graphics driver. Reinstalling/updating the graphics driver may help or using the following commandline parameter, which should disable the calls to the library that cause the error:
-Dsun.awt.nopixfmt=true
詳しくはわかりませんが、ここら辺見てみるとddraw.dllをロードしないようにするパラメータらしいです。
<installation folder>\etc\netbeans.conf
の netbeans_default_options
に
「-J-Dsun.awt.nopixfmt=true
」 を追加してみました。
すると、しばらく使ってみてもクラッシュしなくなったようです!
とりあえずこのパラメータで回避できるみたいです。