ばびぶべぼ語(バビ語)翻訳ソフト
[追記]
Web版で試せます。
https://babibubebo.org/dev/babibubebo_trans/
ばびぶべぼ語(バビ語)の翻訳・変換ソフト「B翻訳2」を2年ぶりにリリースしました。
以前公開していたものとは別に、軽量化・高速化を図り、一から作り直しました。
変換アルゴリズムを一新して、数倍の速度向上となりました。
拗音など、捨て仮名の処理なんかも一応ちゃんとやったので、以前あった一部の誤翻訳は修正されたと思います。
久々に「ばびぶべぼ語」「バビ語」で検索してみると、Webで「ばびぶべぼ語(バビ語)」の変換サービスを提供しているサイトを発見。
JavaScriptで書かれているものだったので、ちょっとロジックをを拝見すると、以下のように。
- バビ語へ変換 | バビ語ったー
一文字ずつ分解し、a, i, u, e, o母音の音ごとに条件分岐し、各々「ば」「び」「ぶ」「べ」「ぼ」を連結させて組み立てる。- ばび語コンバーター (カタカナに変換版)
「あ」→「あば」、「い」→「いび」のように、変換リストを参照し、単純に置換させる。
こんな感じでした。
単純と言えば単純で、どちらでもいいような気がしますが、二つともかなり誤変換があります。
(1)の場合ですと、文字列を単純に一文字ずつ分解するので、拗音、捨て仮名の処理が面倒です。
この「バビ語ったー」の場合、全く考慮されておらず、
拗音:「きゃ」→誤「きびゃば」(正「きゃば」)
促音:「っ」→ 誤「っぶ」(正「っ」)
と変換されてしまいます。
清音に関しては合格ラインですが、かなりの文章で誤変換が発生するでしょう。
加えて促音に関しては「ばびぶべぼ語」の法則を理解に誤りがあるようです。促音は変化しません。
この状態では、間違ったばびぶべぼ語・バビ語を流布してしまいかねません。
(2)では、全ての組み合わせを逐一置換するため速度の面で多少劣りますが、 しっかり変換リストを作成すれば正しく変換できます。
「 ばび語コンバーター」では、平仮名から片仮名への変換のみと制限することによって、面倒な処理を省いているようです。
なぜなら、平仮名から平仮名の「ばびぶべぼ語」へ変換すると、先に変換された「ば」「び」「ぶ」「べ」「ぼ」が、ば行を変換するときや、同様に拗音の場合等に重複して置換されてしまうからです。
置換の順序を考慮する必要が出てきますし、 色々厄介な処理が必要になります。
入力文章に制限が出て、多少読みづらくもなりますが、賢い方法と言えばそうでしょう。
しかしながら、この 「 ばび語コンバーター」は変換リストが網羅していないものがあるため、捨て仮名の処理が完全ではありません。
開拗音に関してはリストされているので正常な変換が行えますので、正しい日本語を変換する分には合格ラインかなと。
しかし、会話文や砕けた表現、捨て仮名(小文字)が乱用されている場合に支障が出そうです。
例:「きゃぁぁぁぁぁ!へんたいぃぃぃっ!」 →誤「キャバァバァバァバァバァバ!ヘベンタバイビィビィビィビッブ!」
最後の「ッブ!」がいいアクセントに(爆)・・・
正しくは「きゃぁぁぁぁぁば!へべんぶたばいぃぃぃびっ!」だと思います。
あと、(1)と同様に促音の処理と、 撥音「ん」が変換されません。
拙作は平仮名・片仮名混合可能で、相互変換できますので興味がございましたら是非遊んでみてください。