PHP5.4系にアップデート PukiWiki対応
以前にPHP 5.4系にアップデートしようと試みましたが、運用中のPukiWiki (1.4.7 UTF-8版)が対応せず断念したことがありました。
該当記事: サーバー保守 ・ PHP5.3へ結局後戻り
しかしながら、remiリポジトリも5.4系に移行したこともあり、重い腰を上げていざアップデートへ。
あと、eAcceleratorがエラーで入らなかったのでAPCをインストール。(⇒ 仮メモ: CentOS5でRemiのPHP5.4にupdateするとエラー)
さて、PukiWikiの修正に入りましょう。
まずは、hex2bin関数がPHPの組み込み関数と競合する問題(PukiWiki-Dev: BugTrack2/349)の修正。
PHP5.3に戻すこともないのでhex2bin関数をコメントアウトします。
/* // Inversion of bin2hex() function hex2bin($hex_string) { // preg_match : Avoid warning : pack(): Type H: illegal hex digit ... // (string) : Always treat as string (not int etc). See BugTrack2/31 return preg_match('/^[0-9a-f]+$/i', $hex_string) ? pack('H*', (string)$hex_string) : $hex_string; } */
加えて、コール時の参照渡し(Call-time pass-by-reference)が廃止されているために動かないプラグインがいくつか。
BugTrackの方にはls2とpcommentが挙がっていますが、前回試みた際に発生したMenuバーが表示されない問題はonlineプラグインにありました。
// array_walk($args, 'plugin_ls2_check_arg', & $params); array_walk($args, 'plugin_ls2_check_arg', $params);
// array_walk($args, 'plugin_pcomment_check_arg', & $params); array_walk($args, 'plugin_pcomment_check_arg', $params);
// if (plugin_online_check_online(& $count, $host)) { if (plugin_online_check_online($count, $host)) {
これでたぶんFatal errorは解決するので、ほぼ問題なく動くと思います。
(EUC-JP版PukiWikiの場合、厄介なhtmlspecialcharsの非互換問題の対応が必要です。)
あとはslashdot:martianの日記: PHP5.4 と PukiWikiを(2)(3)とかを。
参照渡し周りとか箇所が多いのでコードは省略。
また、設定してなければタイムゾーンを設定。
date.timezone = "Asia/Tokyo"
やっぱエラー直したい!という方はこちらnowsky様「PukiWiki/error」のWikiが詳しいです。
こんな感じで一応動いています。触っているうちに何かエラーが発生するかもしれません。
PukiWikiでもCVS版であれば、hex2binの修正だけでどうやら動くようです。
しかしながら、本家PukiWikiはほぼ開発停止のようなものですからね・・・
CVS版を取り込んでいるPukiWiki Plus!で運用してみたサイトもあるのですが、なかなか良い感じです。
更にこれを発展させPHP5.4対応のPukiWiki Advanceというのもあり、かなり改変が加えられていて前衛的な機能が実装されています。
機会があれば試してみようと思います。