DELL XPS 13 9343 無線LANカード換装

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半年ほど前にXPS 13(9343)を購入したのですが、評判の通りとても良いマシンで気に入っています。
やっぱりある程度金出さないとダメなんだなあと思いました。
Skylakeが搭載された新しいモデル(9350)も販売されているらしいですね。

さて、今回は内蔵の無線LANカード(DELL  DW1560)をIntel Dual Band Wireless-AC 7265へ換装するお話です。
なぜ換装したかといえば、このPCにはFedoraをインストールして使っているのですが、どうもWiFI接続が不安定なのです。DELL DW1560の中身はBroadcom BCM94352Zなのですが、b43ではサポートされておらず、broadcom-wlを導入する必要があります。

当初は問題なく動作していると思いきや、度々全く接続できなくなったり、特定のAPに接続できなかったり、Bluetoothが動作しないなどの症状が出ていました。
有線LANが使えないので、WiFiが不安定なのは致命傷です。

Arch Linux WikiのDell XPS 13 (2015)ページを見ても、メインラインカーネルでサポートされているIntel 7265に換装した方が幸せになれそうということが分かります。
早速どこで買おうかと色々検索したのですが、国内よりAmazon.comの方が安いことが分かり日本円にして3,330円で購入できました。Amazon.co.jpにも3,000円前後のものがありますが、それはWireless-Nで802.11 acに対応していないモデルなので要注意です(偽物もあるかも)。

Amazon.com: Intel 7265NGW Dual Band 2x2 Wireless AC + Bluetooth 4.0 M2 Interface Also Supports 802.11 AC-B/G/N

注文から10日ほどで到着しました。それでは換装作業です。
例によってサービスマニュアルに分解から換装まで丁寧に記載されているので、それほど困りませんね。

Dell 製品サポート: XPS 13 9343 サービスマニュアル PDF (8748 KB)

p.12~の通り、裏面のベースカバーさえ外せてしまえば、あとは簡単です。
とは言いつつも、ネジを全て外した後、カバーのツメが非常に外しづらく、無理に力を入れれば折れます。(数カ所折れてしまいました・・・)
アルミ削り出しの筐体であの薄さですから、遊びも少なく少し歪ませることもできません。
図中にもありますが、ヒンジの側から何か差し込んで少しずつ外していく必要があります。
私はステンレス直定規でこじ開けつつ竹串を挟んで作業しましたが、プラスティック製のスクレーパーがあったほうが良いと思います。

XPS13_1

写真中央にあるのがSSDで、右上に「WLAN」と書かれているのが無線LANカードです。
ちゃちゃっと交換して、カバーを戻して、起動。

無事認識して、正常に動作していました!
以前あったような症状も一切なくなり、快適そのものです。
数千円のお金と多少の時間をかけてでも、やる価値はありますね。

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